――様々な種類の人と、人ならざるものの生きる大地『トリトスカイノ』。空には一つの太陽『エリオ』と、二つの月『フォビア』と『ダイモニア』が浮かぶ。
人は、鉄を打って武器を作り出し、己に無い力を借りる魔術を編み出したが、それでもまだ全ての命あるものの覇とは言えなかった。高く頑丈な塀に囲まれた内側だけが人間の王国であり、外に出れば自然の脅威があり、野生の恐怖があった。また、人以外の文明を持つ生き物の国も存在した。それでも人は、豊富で雑多な種族の一つであった。――
そんなわけでたくさんの冒険者が出てきます。上の３人はその一例。彼らの物語も小説のコーナーに加える予定です。
その他の冒険者達
剣士 ルート 「嫌な予感に限って当たりやがって・・・」
元聖騎士。無口で無愛想で翳のあるタイプだが押しが弱く冷徹になりきれない性格で意外とやっかいごとを背負うことに。故に問題児ばかりのパーティーの中心となる。
柄にも無く半分保育士状態。子供は苦手だし好かれやすいわけでもないはずなのになぜか子供だらけの状況に。
軽装備を好み左手で剣を振るう。当然戦闘力はパーティー随一でその左腕にパーティーの命運がかかっている。
神子 キーコ 「私は、綺麗に着飾って、踊ることしか知りませんでしたから・・・」
村の祭祀における芸能全般を司る巫子をしていた。
毎年祭りの時には、「国を守るために自ら生贄となった女神」を演じて舞うが、クライマックスのシーンではトランス状態になって完全に女神に一体化したまま「死」を追体験するので精神が崩壊しかかっている。
見かねたルートは彼を村から連れ出すことを決意する。戦闘では主に「応援」を担当する。「舞姫」「歌姫」として仲間を支援する。
使用武器はマイクやポンポン、扇子、バトン。
野生児 リヒト 「オレっち参上！悪い奴はどこだ！」
獣人の元気少年。一人称は「オレっち」。武器は己の肉体と有り余る元気。
獣の王四聖獣と契約し、その身の内に聖獣を召喚して戦えるようになる。四聖獣を召喚するにはリヒトの体に刻まれた刻印を発動し、界門を開かなくてはならない。
発明王 スコォプ 「救いがたい莫迦だな・・・」
地底に住む種族の亜人種の子供。色素が薄く直射日光が苦手なので常に頭巾とサングラスを装備している。
冷めた目付きで世界を見下す。
背中のバックパックとローブに一体化した特大ポシェットには秘密道具がいっぱい。手先が器用で怪しげなアイテムを駆使して戦う。自分の武器（主に消耗品）の他気に入った仲間の武器を発明することもある。スコォプの作るアイテムは強力だが使用制限がある場合が多い。
使用武器はガン、ロケット。
隊長 ライア 「自分は今でも覚えています･･･ルートの事」
とある街の自警団の３番隊組長。長身の女性。
苦労人ルートの救世主となるべくして現れた大人キャラ。しかし一般的な女性らしさは期待できそうにない。プロポーションは良いのだが。一人称は「自分」。
変則斧と変則槍を組み合わせた超長槍を愛用する。
隊員 フロン 「マジすか、隊長〜」
中肉中背で顔も才能も十人並。「普通」であることが特徴の青年。ライアの部下。
魔法の増幅器である大剣と刃が山型になった片刃の剣を打ち合わせて発火させる火炎魔導剣を操る。
マジシャン リィフス 「僕が消えるよ☆ワン、ツー、スリー！」
魔術師ではなく「奇術師」の少年。
消失・出現イリュージョンが得意で神出鬼没。
お供に連れている三つ足の黒い鳩「ガーリー」と喋るシルクハット「カーリー」とでトリオ漫才のような掛け合いをする。
使用武器はステッキ。
紅茶皇子 ティアティマ 「そんな事よりもまず紅茶でも飲んで、ね？」
愛称ティティ。こよなく紅茶を愛するマイペースな皇子。
類稀なる魔術の才を持つ家計の生まれゆえ、彼が丹精こめて淹れたお茶からは召喚獣が誕生するとか。
初めて呼び出した召喚獣「お茶ＤＯＧ」とは意気投合し、今では呼ばれもしないのに出てきて茶飲み友達の仲である。
直接戦闘力は幼児並。
その他の方が比率が大きいよ！！
